INTERVIEW
『顔は美と健康の表情』 世界68ヶ国を回った院長が編み出した独自技法が”こうなりたい”を叶えます
INTRODUCTION
サロンご紹介
東京・渋谷の道玄坂を登った先、マンションの一室にあり、モデルや芸能人も顔や体のメンテナンスにとお忍びで通う治療院「手技道(しゅぎどう)」。一瞬、道場を思わせるような畳張りの純和風な室内には、凜とした空気が漂います。
体の不調を「治す」のではなく、元の健康な状態に「戻す」ことを目的に、一人一人に合わせたオリジナルの施術を提供しており、その施術はかなり痛いが効く!と有名です。今回は施術を体験させていただくモデルさんと一緒にお伺いし、手技道の創始者であり、予約は半年先まで埋まっているという村松 努院長にお話をお聞きしてきました。
01. CONCEPT
顔の歪みは体の歪み、体は全てつながっている!
インタビュアー: 施術に入る前、モデルさんに足踏みや深呼吸のようなことをしてもらっていましたよね。他の鍼灸院や整体では見たことがなく、とても印象的だったのですが、あの診断にはどのような意味があるのでしょうか?
村松: 呼吸の仕方や足踏みをみることで、その人が普段どのような日常生活を送り、どんな体の使い方をしているのか、その人の総てが見えてくるんです。例えば、足踏みをしてもらうと、踏み出しの足の向きがどうなっているのか、どの部分に力が入っているのかという事などがわかりますし、呼吸をしてもらうことで、骨盤から上がどういった運動をしているのかや現在の自律神経のバランスなどを見ていました。
施術を受ける方によって悩みの箇所というのは異なりますが、それがどのような悩みであっても、体は全てつながっていますから、全体を見て施術を行うというのが手技道の特徴なんです。
一般的に、病気や痛みには原因があるけれど、そこに気づかない人もいるし、忘れてしまっている人も多いんですよね。 でも根本の原因を突き止め、それを取り除いてあげなければ、また同じような状態になってしまうため、手技道では本来の健康な体の状態に戻すことを目的として、施術を受ける方の状態に合わせて施術を行うようにしているんです。
インタビュアー: フェイスに特化された施術方法を編み出されているのは何故ですか?
村松: 顔は自分でも毎日見るものだし、人からも見られるものですから女性の皆さんは、やはり気にかけている人が多いと思います。「皺やたるみを無くしたい、顔の左右のバランスを整えたい、目を大きくしたい、肌荒れを何とかしたい」というように色んな悩みがありますよね。
特に年齢を重ねるにつれ、皺やたるみが気になって、なんだか気分まで暗くなっちゃうなんて人もいるしね。
顔を施術してあげることで、自分に自信がつくと表情が明るくなって、心まで豊かになって、それが健康にもつながるからです。
インタビュアー: 顔が歪んでしまうというのには、様々理由があるかと思いますが、どんなものが挙げられるのでしょうか。
村松: 大きく分けると2つ理由があって、1つ目は足元からくる骨盤の歪み。例えばピサの斜塔なんかもそうだけど、土台がしっかりしていないとその上も傾いてしまうでしょう。それと一緒で骨盤が歪めば顔も歪んでくるのは当然ですね。もっと言うと、足のかかとの部分にある踵骨という骨が歪んでいると、体は全部つながっているので、骨盤も歪んでしまうんですね。
2つ目は咬合。噛み合わせが乱れていると、片方の歯で食べ物を噛んだりすることが多くなって、特定の筋肉が使われるようなことになり、左右の筋肉バランスが悪くなるので、顔に歪みが生じてきます。
インタビュアー: なるほど、体の歪みと噛み合わせが大きな顔の歪みの要因になるんですね。
村松: そうだね。歪みもその人の日常生活の「癖」によって変わるので、歪みと一口にいっても左右・前後・ねじれるような歪みと種類が変わってくるんですよね。だから手技道では、4次元の軸で見て、その人のどこがどういう風に歪んでいるのかというのを判断しています。
02. TURNING POINT
『何故、どうして?』が生み出した手技道の施術スタイル
インタビュアー: 村松さんは29歳で鍼灸師になり、かなり活躍されていらしたとか。
村松: そうですね。10分ぐらいで1人の方を見ていくような感じで、朝の6時から夜の12時くらいまでぶっ続けでやって1日に100人ぐらい施術していたかな。1日で、100人も施術するって結構、すごいと思いませんか?(笑)。海外へも教えに行ったり、自分も勉強しに行ったりと世界68か国ぐらい行きました。
土屋:1日に100人というのは、びっくりする数字ですね!そんな数をこなせる鍼灸師の方って中々いなそうです。
インタビュアー: また、海外へ渡航された際に、施術の道具を持っていくより、手技で何かできないかということがきっかけで今の手技道の形が生み出されと伺いました。
村松: そうそう、鍼灸の施術は、その国の免許を取得していないと、基本的には鍼が打てないんですよ。それで、世界のどこでも施術できる方法はないかと考えた時、手なら、どこでも施術できると思ったわけ。
色んな人の施術を担当していく中で、ここをこうすればこうなるっていうことは施術を通して皆さんから教えてもらったと言っても良いかもしれないね。だから手技道の施術は全部がオリジナル。人の真似をして施術をするということはなかったです。
『何故だろう、どうしてだろう?』というのを目の前の方を見ながらいつも考えるようにしていました。
インタビュアー: 色んなお悩みを抱えられた方を施術していく中で経験に基づいた施術方法が編み出されたということですね。
村松: そうだね。ある時、車に乗っていた時に交通事故に遭われてしまったご家族がいて、その中には0歳の赤ちゃんもいたんですね。よく小さいうちは、階段から落ちてもむち打ちになんてならないなんて言いますが、診てみると赤ちゃんもしっかりむち打ちの症状が出ていて、その時に「なんだ!こんな小さな時から症状の原因となるものがあるじゃないか」ということがわかったんです。
土屋:確かに、小さいうちは柔らかいから大丈夫って言いますね。
村松: そうだよね。でも赤ちゃんの例をとってみてもそうだけど、多くの症状には原因があって、これを手技道では原遺障害(詳細はHPへ)というのですが、それは、外傷性の場合もあるし、日常習慣が引き起こす場合もあるし、その他にも色々ありますが最初に言ったように、その原因は自分でも気づいていない、わからないという人が多いんですね。
03. EXPERIENCE
「変わったことが鏡を見なくてもすぐにわかる」体験者の声
※施術効果には個人差があります
インタビュアー: 施術中は痛い、痛い!と悲鳴を上げられていらっしゃりましたが、実際に施術を受けられてみて、土屋さん直後の感想をお聞かせください
土屋:施術中はやっぱり、ものすごく痛かったですね(笑)。
でも、施術が終わって起き上がってみると頬の肉がなくなったというか減ったというかそんな感じで、笑った時の頬の持ち上がり方が、とても軽くなりました。
インタビュアー: 土屋さんは、普段お顔周りの施術はされることはありますか?
土屋:そうですね、何ヶ月に1回かでメンテナンスとして行ったりしています。ただ、今回これは違うなっていうのが自分でもわかりました。
インタビュアー: 違うなというのは・・・?
土屋:今までは、施術が終わって鏡を見て初めて、「なんか変わったかも」と思える感じだったんですけど、今回施術を終えて起き上がって笑ってみた時の感覚で、鏡を見なくても変わっているというのがわかったんです。
インタビュアー: 確かに、かなりスッキリされましたよね。施術前にほうれい線だったり、目の上のコリが気になるなということでしたが、今はどうでしょう?
土屋:最近、目が疲れることが多くて、眉毛のあたりから目の周りがすごく凝っている感じで、指をちょっと置くだけでもコリコリして痛いし、重い感じがしていたんです。今は全く痛みが無くなりました。
インタビュアー: フェイスの施術の前に、腰回りや足先の施術をされていた時もかなり痛そうでしたね。
土屋:そうですね、一番痛かったかもしれないです。
村松: これは腰痛だよね。ぎっくり腰とかもよくやるでしょう?これは、長年の慢性のものだから5回くらい施術しないと改善は難しいかもね。
急性症状と慢性症状では、対応が全く異なり、それを判断するのも、手技道の特徴かな。手技道の施術が痛いのは、筋肉と骨を包んでいる筋膜と骨膜に刺激を与えるんですが、その痛みを介して脳に「ここが悪いんだよ!」という指令を送るのね。そのフィードバックによって自然治癒力を生み出すんです。
土屋:そうですね!実はぎっくり腰も年に1回くらいあります。施術を受けて痛いと感じるのにも意味があるんですね。
村松: そうだね。最初にどういう風になりたいかというのを聞いて、それから弱っているところを見て、土屋さんの場合は腸や腰が弱くて、あとは目の周りが凝るって言っていたから、顔をやる前にそちらを先にほぐしていったんですね。
土屋:あとは、施術を始める前の診断でとても驚いたことがあって、どっちがどういう風にずれているというのもそうなんですが、食べ物もこういう物が好きでしょうとか、腰や腸が弱そうだねとか、施術を始められる前からズバズバと言い当てられてしまって、実際その通りだったので、これはすごいなと思いました。
村松: 食べた物は顔に出てくるから、その人の顔を見ると、どんな食べ物をよく食べているのか大体はわかります。実は、顔って全身の中でも一番内臓の調子が出やすい部分なんだよね。だから、顔を刺激してあげることは全身のコンディションを整えることにもつながるんですよ。
インタビュアー: フェイスの施術は顔の歪みを整え、綺麗にするということだけでなくて、体全てに良い効果をもたらしてくれるというのは、一般的には知られていないことですね。
土屋:施術が終わった後のスッキリとした感じもすごかったですし、イメージとしてはクリニックともまた違うし、エステとも違う、一般的な整体とも違うんです。何だか心の深いところまで見られているような感覚で、ドキッとする反面、安心感もありました。
04. MESSAGE
『日本だけでなく、世界にも。』今後の大きな展望とは
インタビュアー: 村松さんは手技道にいらっしゃる方に対しての施術を行うだけでなく、セルフケアの本も何冊か出版されていらっしゃいますよね。
村松: ここをちゃんとやってあげたら顔がしっかりしてくるとか、こちらで出来ることはもちろんやるんですが、やはり、自分でここは注意しないとダメですよという日常的な癖に寄ってしまう部分はもちろんあるんですね。
だからこちらで原因を改善して元の健全な状態に戻したところで、今度は自分でメンテナンスをするという風にできれば、効果はより高くなりますよね。手技道の施術に来てもらった方は皆さん、効果にご満足して喜んで帰って行かれますが、施術に来ることができない人にもその効果を体験してもらえると良いなと思ったんです。
インタビュアー: 今後の目標や展望はありますか?
村松: 基本的な事ではありますが、これは良いか悪いかという判断が自分でできるような人間を育てていきたいと思っています。そのために、「健康について」や「生命・命について」、皆さんに知っていただけるような学びの機会としてセミナーを行ったり、アカデミーという治療家向けの教育活動に力を入れていきたいと思っています。というのも、何故病気になってしまうのか、そういう原因は自分で作りだしてしまっていたり、意外に身近なものにあったり、そういう事を知らない人が今は多いと思います。
私は「医療」というのは、教育だと思っているんです。例えば、病気で倒れた時にどうしようというのではなくて、倒れないためにどうしたら良いかという判断ができるようにその知識をつけることもそうです。
病気は気づきであって、そこから学ぶなんて悲しいことですよ。学ぶのであれば健康な人を見て健康から学べということなんですね。
ずっと健康だった人が突然ダメになってしまう事もあるけれど、事前に自分で正しい情報を持ってそうならないような判断ができるような人が増えていってほしいと思います。
健康で幸せって思って過ごせるのはすごく幸せなこと。そうするとエネルギーも出てくるし、それはきっとさらに他の人々にも良い効果を生むことになるでしょうから。日本だけではなく、世界にも手技道の考え方を広めていきたいと考えています。
手技道 創始者(綜家)
手技道バイオバランスセンター 院長
(株)東西総合医療研究所 代表
鍼灸按摩マッサージ指圧師
1950年、東京生まれ40余年に渡る施術で独自の理論と医術を持つに到り、「手技道」を創始提唱。
現在「美と健康」を取り戻す教育発信のため、国内外に向け、施術、セミナー、講演会を行う。
メディア解禁後は、「小顔施術」「ゆがみ矯正」「筋膜と骨膜」「原遺障害」などの劇的変化が話題になり、テレビ、雑誌などの媒体からの取材に訪れる。 多くの芸能人やモデル、スポーツ選手が密かに通い続けていることでも知られている。